弦楽器 Vivace

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French Cello , Atelier Caussin Neufchateau1880年頃

2020.07.25

告知
French Cello , Atelier Caussin Neufchateau1880年頃

ミルクールのGaillardの下で修行したFransois Caussin(フランソワ クーサン1794-1866)は1815年にフランス パリの東南東に位置するヴォージュ地方 Rouvres-la-Chetiveにて創業し、1830年以降に同じヴォージュのNeufchateauにアトリエを構え、その後はそこで数多く製作しました。
Fransoisの2人の息子Nicolas(1818-1889)、Fransois Hippolyte(1830-1898)は共に父Fransoisから製作の手ほどきを受け工房を手伝いました。

兄のNicolasは父から製作について教わりましたが、その後工房のあるNeufchateauからParisに移住し製作をした時期もありましたが、39才の時にNeufchateauに戻り、父と共に働き、ニスのスペシャリストとして活躍しました。Nicolasの甥に当たるLouis Collenot(本ホームページ2020年2月20日掲載をご参照ください。)もNicolasのアシスタントを1889年まで勤めました。

弟のFransois Hippolyteは父と同じくGaillardのアトリエで修行し、その後は父の工房で製作に励みました。

French Cello , Atelier Caussin Neufchateau1880年頃

Caussin工房の楽器は一貫してアンティーク風の楽器を製作し、他のパリの製作家のヴィヨームやシャノ、パノルモらが精巧なイタリアンオールドコピーを作ったのに対し、クーサンは"素朴"なアンティーク風仕上げ楽器を世に多く送り出しました。Caussin工房で作られる楽器のニス技法や材料、仕上げの仕方など特徴的であるため、Caussin work shopの楽器はラベルなどなくても大変判別しやすい楽器といえます。
この製作方法はヴォージュ地方の他のバイオリン職人にも影響を及ぼし、ヴォージュ地方の作風として定着し、ひとつの流派となりました。

French Cello , Atelier Caussin Neufchateau1880年頃

このチェロも1880年頃にCaussin工房にて製作されたチェロで、ストラドモデルをベースに作られております。表板上部、向かって左側に節が横に入っておりますが、両エッジから中央に向かって徐々に木目が細かくなります。

French Cello , Atelier Caussin Neufchateau1880年頃

細かく剥がれ落ちたように仕上げたニスはCaussin工房の特徴です。

French Cello , Atelier Caussin Neufchateau1880年頃

(こちらのビオラもCaussin work shopで作られたもので、剥がれ落ちたように仕上げたニスの技法は同じと言えます。またこのビオラも表板上部 向かって左側にチェロと同じような節があります。)

調整が完了し皆様にご紹介できるのは9月初め頃になります。

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