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Violin Neuner & Hornsteiner (ノイナー アンド ホルンシュタイナー)

2021.05.04

告知
Violin  Neuner & Hornsteiner (ノイナー アンド ホルンシュタイナー)

Neuner(ノイナー)家は1800年中頃~1900年初期にかけてドイツMittenwald(ミッテンヴァルト)の有力な製作家の家系として他の製作家に影響を及ぼし、大変多くの弦楽器を世に残しました。

Neuner & Hornsteiner を設立したLudiwig Neuner(1840-1897)は、父ヨハンに製作の手ほどきを受け、その後ミュンヘン宮廷のお抱え製作家Andrea Englederに弟子入り、同時にコンセルバトワールのチェロ教授で、現在でもチェロ教本で有名なWerner氏からチェロを学びます。

Violin  Neuner & Hornsteiner (ノイナー アンド ホルンシュタイナー)

その後ウィーンのGabriel Lembock(ガブリエル レンベック)のアシスタントを、またパリのJ.B.Vuillaume(ヴィヨーム)からも助言を受け、製作家としてのキャリアを積んでいきました。その間、当時の経済、産業の中心地ロンドンでも数ヶ月間仕事をする機会を持ち、コネクションを拡げて行きました。1867年にはベルリンで工房を設立、その後インスブルックでも工房をオープンしました。

Violin  Neuner & Hornsteiner (ノイナー アンド ホルンシュタイナー)

その後ミッテンヴァルトに戻り、1883年に父 ヨハンが他界したその年、Neuner & Hornsteinerを設立します、その頃世界の様々な展示会でメダルを受賞し、バイエルン州王室のお抱え製作家に任命されます。ノイナー アンド ホルンシュタイナー工房は多いときで200名の職人を雇い、世界中からオーダーを受け隆盛を誇りました。創立者のLudiwig自身はレオポルド ウィルヘルム カイザー王子や文化人、作曲家などの有名人とのつながりを得て行き、一方ではクレモナのニスの研究などバイオリンの探求にも情熱を注ぎました。またハイグレードのバイオリンは彼が1人で製作を続けていきました。

Violin  Neuner & Hornsteiner (ノイナー アンド ホルンシュタイナー)

1890年頃に製作されたこのバイオリンは、ストラド初期のモデルで製作されており、サイズは353,5mmとコンパクトで小ぶりな楽器です。また写真のようにミッテンヴァルトのバイオリンの特徴である横板の最下部には三角の楔型の切れ込みが入っています。細かい木目の表板と、杢の少ない裏板で作られています。素朴で素直な音質が癒してくれます。

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