弦楽器 Vivace

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Violin Gustave Bernardel work shop 1890年頃

2021.05.05

告知
Violin  Gustave Bernardel  work shop 1890年頃

ギュスターヴ A ベルナーデルは1832年にパリで生まれます。1849年17歳の時バイオリン製作家の父オーギュストS.P.ベルナーデルの工房Bernardel et Fils商会の職人として、先行して手伝っていた兄アーネストと共に父のバイオリン製作を手伝っていました。
しかし転機は1866年に訪れます。父オーギュストがリタイア、パリの有力なGand工房長Charles-Adolphe Gand(シャルル A ガン)が他界したことにより 2つの工房が合併しGand & Bernardel freres商会が設立されます。ここにフランスに於ける歴史的工房が誕生し、多くのバイオリン、弓を製作、販売しました。その後1886年兄のアーネストがリタイアしてGand & Bernardel商会と屋号が変わり、1892年にはガン工房側の創立者Eugene Gandが他界してGustave Adolphe Bernardel商会となりました。

Violin  Gustave Bernardel  work shop 1890年頃

製作される楽器の特徴は父オーギュスト S.P.ベルナーデルが研鑽を積んだNicolas Lupot(1758-1824)の作風を継承しました。常に製作やバイオリン研究と修復の技術の向上を目指し、1900年にはコンセルバトワールとオペラオーケストラのお抱え製作家に就任、ファイン アート省のトップにも任命されます。また栄誉あるレジオン-ドヌール勲章のシュヴェリエを授与されます。
ビジネスが大きくなるにつれて修復、専門的な仕事の比率は減りましたが、製作される楽器は高い技術水準を保っていました。1901年にリタイアした後、工房はCaressa & Fransois(カレッサ & フランセ)に引き継がれました。

Violin  Gustave Bernardel  work shop 1890年頃

このバイオリンは1890年頃に工房で製作され、ネックは製作当時のままのオリジナルです。表板は均等な木目で細かなハーゼが入った材料で、音の立ち上がりの大変よいのが特徴です。爽快で心地よい音です。

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