弦楽器 Vivace

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Cello Johann Gottfried Liebich Breslau ca.1799

2021.05.17

告知
Cello  Johann Gottfried Liebich   Breslau ca.1799

ヨハン ゴットフリート リービッチ(1752-1824)はプロイセン国ブレスラウ(現ポーランドのWroclawヴロツワフ)に生まれます。同郷の製作家Sebastian Rauchの工房で修業、下働きをしながら製作を学び1789年に独立します。その後ボヘミアの製作家からの影響を受けながら、フラットボディのアマティ-ストラド型で作品を残しました。

Cello  Johann Gottfried Liebich   Breslau ca.1799

良質な材料を使い、高い技術で製作し、ゴールデン ブラウン~オレンジ レッドの美しいニスで仕上げられており、レスポンスの良いメローな音質です。~Universal Dictionary of Violin & bow makers

Cello  Johann Gottfried Liebich   Breslau ca.1799

このチェロは作者が47歳の作品です。独立して10年が経ち、工房も安定し、経験を積んで来た自信と意欲を感じさせるチェロです。木目の揃った表板は僅かに膨らみを持ちながら丸みを帯び、良質なメープル材を使った裏板、横板も表板に調和する様に柔らかいラインをもつ美しいチェロです。ニスは赤みのあるオレンジで、ボディは細身ですが、豊かな音で響きます。ひとつひとつの音は骨太で安定感があり枯れた音です。

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