弦楽器 Vivace

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夏のメンテナンスについて パート1

2017.07.20

告知

うだるような暑い日が続いていますが、皆様体調はいかがでしょうか?

楽器もこの時期 調子が悪くなりやすいので、できるだけしっかり管理してトラブルを防ぎましょう。
この時期暑さと同時に湿気が多くなり、楽器の全ての部分に異変が起こります。

楽器がならない!
楽器は全ての部分が振動していますが、湿気が原因で効率的な振動を妨げ、鳴りが悪くなります。柔らかいクロスを2枚用意していただき、1枚は指板やネック、ペグや顎当てなど直接触れる部分を拭うクロスとして、もう1枚は楽器本体を拭うクロスとして演奏後に必ず拭いてからしまうよう心掛けてください。その際クロスは一緒にケース内に入れないよう気を付けてください。乾燥剤もケース内に入れてクーラーと除湿器を備えたお部屋に置いて頂くと良いと思います。できれば演奏後は弦を半音位下げて頂くとより良いと思います。(チューニングの苦手な方はこの限りではありません。)

弦の消耗も夏場は激しく、チューニングをしていると弦の金属巻き部分がほどけて、中の部分が出て来ることがあります。
こうなると音がこもってしまい、切れやすくなります。こうなったときは新しく取り替え、同時にナットの溝と駒の溝に4 Bや6Bの鉛筆で塗っておくと予防できます。

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