弦楽器 Vivace

News

2022年カレンダーが出来ました。

2021.11.01

告知
2022年カレンダーが出来ました。

来年のカレンダーに写されているバイオリンはPaolo Antonio Testore (1690-1767)パオロ アントニオ テストーレ 作のバイオリンです。
ミラノの楽器製作の家系テストーレ家の始祖カルロ ジュゼッペの息子に生まれたパオロは父のもとで修行しました。当時のミラノ派バイオリン製作家系はグランチーノ家とテストーレ家がお互いライバル関係で凌ぎを削っていたそうです。バイオリンが王室や貴族から一般に普及しつつあり、需要に応えるため、少しでも早く多く作る時代に移り変わる時期であったようです。他の流派でもお手本となったアマティやストラド、デルジェスのクレモナ派の優美な時代から前世代のガスパロダサロやマッジーニといったブレシア派の男性的で力強さをも備えたバイオリンが見直され、求められる次の時代に変わろうとしていた頃のバイオリンになります。
このバイオリンは表板の木目が独特のカープを描き、センターには木の節があります。木取りの仕方は現代のバイオリンでは到底あり得ないことが、当時は様々な木取りをして製作されました。一本の木をどのように製材するのかは製作家のアイデアと職人技次第であったことを垣間見ることができます。製作家の自由な発想でできた楽器は現代の楽器にはない音の世界に溢れています。
店頭にてお配りしております。

Page Top