弦楽器 Vivace

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Carl Zach, Vienna Austria ca.1880

2021.12.21

告知
Carl Zach, Vienna Austria ca.1880

淡いローズレッドのニスの美しいバイオリンで、裏板のボタン下と表板のボトムナット上付近に、天使とバイオリンをモチーフにした刻印が捺されています。
丁寧で正確な作りは内部も手を抜かない、清潔な仕事ぶりです。材料の美しさと楽器のフォルムから醸し出される雰囲気は所有欲を刺激されます。

Carl Zach, Vienna Austria ca.1880

ソフトなタッチで引き出される音色は倍音に溢れ、僅かばかりの気高さと気品を兼ね備えた好印象なバイオリンです。
製作したのはウィーンの製作家、カール ザッハです。
彼は父トーマスの下で技術を磨きます。父は1860年代にはハンガリー、ルーマニアなど各地を転々としますが、1869年にウィーンの地にやって来ます。同工房にはBela Szepessy(B.ゼペシー)やPaul Pilat(P. ピラーシ)など後世 有名な製作家になった職人たちもアシスタントをしていた中でカールは多くの刺激を受けたようです。

Carl Zach, Vienna Austria ca.1880

独立後はカール ザッハカンパニーを設立しました。アーネスト フライシャー教授と共同で響板に樹脂を含浸させる処理システムを開発しました。

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