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ジャン ジョセフ マルタン(1837-1910)は幼少に父を亡くし、家族の生活を助けるため、早い時期にNicolas Maire(1800-1878)に弟子入りします。
1858年、21歳のときJ.B.Vuillaumeの工房に職人として入ることが叶いますが、自宅から365km離れたパリの工房まで徒歩で10日間かけて到着しました。パリに向かうための交通費もないためでした。5年間働いた後にミルクールに戻り独立、ローズ ムジノと結婚することにより、バイオリン製作家のムジノ家との繋がりが出来ました。

このバイオリン弓は63,5gと重めですが、柔らかく豊かな音量、音色を持っています。
Certificate:J-F Raffin