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ドイツのバイオリンの町、ミッテンヴァルドのノイナー&ホルンシュタイナーの工房のバイオリンです。
ミッテンヴァルドのバイオリンとしてお馴染みのメーカーで素朴な音色と鳴らし易さが特徴です。楓材はフレームと呼ばれる虎杢のあまりない材を使用することが多いです。

なだらかなアーチを描く表板はノイナーにしては木目が比較的広い材を厚めに使っており、良く振動します。

エンドピンの真下、横板に刻まれている楔形の切込はミッテンヴァルドのバイオリンの特徴です。余談ですが日本にも陶芸で言う萩焼にも高台に楔形が切ってあるのも特徴とされています…。

ノイナーのラベルの上に、修理したときのラベルがあります。
オーストリアの製作家フリドリン ディレンツが1894年に修理したときのラベルのようです。

音量があり、音質も素直で、枯れたオールドの音色を楽しむことができます。2,30年前はノイナー&ホルンシュタイナーは音が良く、比較的お値打ちで人気があり、数多く出回っていましたが、近年出回る数が少なくなり手に入れにくいバイオリンとなりつつあります。
660,000円税込み