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ドイツのバイオリン製作のメッカ ミッテンヴァルトのクロッツファミリーのバイオリンです。
クロッツファミリーは初代マティアス クロッツ(1653-1743)が自身の息子達を優秀な製作家に育て1800年代半ばまで続く製作家です。
彼がパドヴァのリュート製作家ピエトロ ライリッヒの工房にいたとされる記述がありますが、ヴァイオリン製作をどこで学んだかは定かではありません。

このバイオリンはクロッツファミリーの第3世代と思われます。
f字孔が少し離れているのでバスバーと魂柱との距離が確保できるので音はクロッツバイオリンにしては比較的太く響きます。ボディ長も357mmということもあり低音も豊かになります。枯れた美しい響きです。

全体的にはこの年代のバイオリンとしては状態も良く、貴重なバイオリンです。
2.420.000円 税込み