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ジョージ クラスケ(1797-1888)
William Foster jr.に製作を教わり、T.DoddやM.Clementiの為に楽器を製作しました。後にロンドンを離れ、バースに移転後バイオリン教授のJ.ローダーやN.モリの生徒の為に製作することになるが、バイオリンコレクターのSir.パトリック ブレイク(ジョージ4世の友人)と知り合いとなり、彼のストラディヴァリやアマティなどをお手本にして複製を作る機会を得ました。
その後バーミンガムに移転し店をオープンします。店は20年ほど営業しましたが、その間N.パガニーニがイギリスツアーの際、彼のガルネリ デルジェス“イルカノーネ”の修理を依頼したと言われています。
多作家であったクラスケは生涯にバイオリン2050本、ビオラ300本、チェロ250本、コントラバス20本を作り、自身の楽器以外は販売しなかったそうです。
死後、生涯の友人のクランプトンは残った楽器全てを買取、それらはイギリスの老舗楽器店Hill&Sonsが写真のような“クラスケ製作 ヒル&サンズにより販売”というラベルを用意して貼付け販売しました。
クラスケから買取った楽器の多くはスクロールが取り付けられていない状態のものが多く(スクロールは苦手だったのでは?)後にHill&Sonsの工房にて適切に取り付けられました。
初期のクラスケの楽器は透明な明るいニスが塗られていますが、その後はややくすんだ赤色のニスがかけられています。
彼は良質な材料を1本の丸太から多くの楽器を作ろうとして、アーチが過度に低いものもあります。
この美しい材料で作られたこのビオラは397mmと少し小ぶりですが、しっかりとした明るい音で響きます。深みのある音も魅力的で、小さいながらもビオラらしさのある楽器です。
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